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​文:永麻理

見つめること

新型コロナウィルスに翻弄されるなかで過ぎた2020年の春。

外出自粛を求められて過ごした前代未聞の生活にあって、

私を含めて多くの人たちがいつも以上に

政治のあり方・動きに注意を払うことになりました。


家で過ごす長い時間に、それまで見ることもなかった国会中継を見て、

「政治は政治家に任せておけばいい」

という認識がぶっ飛んだという若い人もいました。

検察庁法改正案に対してのツイッターデモが大きなうねりを生み出し、

国民一人一人の発信が政治に影響を与えることができるのだと

実感した人も多かったと思います。


コロナ禍の危機感が社会全体を覆うことで、

私たちは否応なしに、前よりも少しだけ

この国の政治がちゃんと機能しているのかどうかを意識し

チェックするようになったのではないでしょうか。



そんな流れで思い出した≪ろくすけごろく≫


「人間はじっと見られてると悪いことってできないもの。

みんなでじっと見つめていることも反対運動のひとつです」



見つめているうちに

声をあげて闘う人も出てくるかもしれないし、

そういう行動にまでは移さない人もいていい。

見て何を思うか、どうしたいかは人それぞれ。

静かな一人だけの「運動」もある。


ただ、政治は自分の生活に直結するものだから、

それぞれのやり方で見つめ続けることは大事だし、

見たこと聞いたことを誰に言うでなくとも覚えておくことが大事。


父はそんなことを言っていました。



先週この国では、

首相が「百年に一度の国難」と表現していた状況なのに、

解決すべきことが山積しているはずなのに、

どういうわけか、会期延長を求める要求を否決してまで

国会が閉会されました。


このこともよーく覚えておこうと思います。




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